PLANET-Cニュース 2008

2008年のPLANET-Cです。

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2008年12月26日

2008年の作業終了

様々な試験も終わり、昨日から衛星の解体が始まりました。 左の写真はその様子で、上部パネルを慎重に衛星本体から外していくところです。

今年の作業は本日をもって終了となります。 作業後、見上げた空には金星が明るく光っていました(右の写真:JAXA相模原キャンパスから見上げた金星)。 今、金星は宵の明星として日没後の空に明るく輝いています。 とても見つけやすいので、ぜひ年末年始にご覧ください。

今年も一年間、PLANET-Cを応援いただきありがとうございました。 皆さまがよいお年をお迎えになられますようお祈りいたします。 (JAXA大月祥子)

2008年12月25日

一次噛み合わせ試験実施中 その3

2008年も終わりに近づき、一次噛み合せ試験もいよいよ大詰めです。12月23日には観測用カメラのテストが行なわれました。 5つのカメラ全てに電源を入れ、実際に観測用のコマンドを送って順調に作動するかを確認しました。

写真は1μm赤外線カメラに光を入れている様子を撮影したものです。 上面に白い円盤状のアンテナがついているのがPLANET-C衛星本体です。 太陽電池パドルを取り外した後なので、前回の写真では隠れていた白いアンテナが見えています。 カメラは衛星本体の手前側右端に取り付けられています。 カメラの前方に金星代わりの明るいランプがあるため、後ろの壁に衛星のシルエットがはっきりと映っています。 (JAXA大月祥子)

2008年12月17日

一次噛み合わせ試験実施中 その2

引き続き一次噛み合わせ試験を実施中です。 12/8〜9には衛星の組上げが行われました。探査機の上部パネルと下部パネルが組み付けられ、ついに衛星の形になりました。 組み上がった状態で様々な試験を実施した後、月末には解体され、各部品ごとに再び調整や試験が行われます。

写真は組み上がったPLANET-Cです。 写真中の衛星本体右端に4つの観測用カメラが取り付けられており、 上から順に中間赤外線カメラ、紫外線カメラ、1μmカメラ、2μmカメラです。 また、頭を抱えている腕のように衛星上部に折りたたまれているのが、太陽電池パドルです。 (JAXA大月祥子)

2008年11月28日

一次噛み合わせ試験実施中

2008年10月1日より、PLANET-Cの一次噛み合わせ試験を実施中です。 この試験では、約3カ月かけて、実際の探査機で使用される飛翔モデルの部品をほぼ打ち上げ時の状態に組み上げます。 大きなクリーンルームを使い、実際の飛翔時に近い形態で機械的な合わせや電気的な整合性・機能を確認する重要な試験です。 これまで個々に開発されてきた各部品や観測機器が一堂に会し、衛星の形が出来上がっていく様子は圧巻です。

写真は試験の作業風景です。 右が観測用機器を含む様々な部品が取り付けられている上部パネル、 左の黒い筒は燃料タンクを支えるスラストチューブです。 (JAXA大月祥子)

2008年10月8日

ホームページ リニューアル

ホームページのリニューアルしています。 まだ完了していませんが、随時新バージョンに変更していきます。 今後ともどうぞよろしくお願いします。

2008年4月18日

一番星へ行こう!

年4回発行される日本惑星科学会誌「遊・星・人」に、「一番星へ行こう! 日本の金星探査機の挑戦」というタイトルでPLANET-C紹介記事を連載しています。プロジェクトのメンバーが交代で、現場の生の声を届けていきます。

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